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SAP S/4HANAとは何か

2019.11.1

SAP S/4HANAは、ドイツのソフトウェア企業SAPの第4世代となるERP製品で2015年にリリースされました。

ERP製品には、財務会計・管理会計・販売管理・人事管理などの領域を中心にソフトウェアが構成されており、インメモリ型のデータベース管理システムであるSAP HANAを採用したリアルタイムでの最新情報の参照がコンセプトにされています。

S/4HANAを使うことでどのように業務が変わるのか。今回はその概要についてご紹介したいと思います。

SAP S/4HANAの特徴

1. スループットの向上

SAP S/4HANAの最大の特徴は、スループットが従来製品の3~7倍に向上されており、リアルタイムで情報を一元管理することが可能な点です。

このスループットは、インメモリデータベースであるSAP HANAの採用とカラムストア技術によるデータ量の圧縮および重複データを排除したテーブル設計によって実現されました。ただしS/4HANAの扱うデータベース管理システムは、SAP HANAのみを対象となっているので注意が必要です。

2. 次世代BI機能の搭載

機能面では、機械学習・予測分析が新たに搭載され、契約管理・在庫消費などの予測が可能となりました。

中でも特筆すべき点は、更新系DBと情報系DBが統合されたことによって実現したリアルタイム分析です。

これによって情報の処理から活用までのタイムラグが無くなることで、拠点や部門の情報を素早くシームレスに収集し、経営判断をリアルタイムで行うことが可能となります。

3. Fioriによるシンプルなインターフェース

S/4HANAの大きな特徴としては、2013年から提供されているユーザーインターフェースの「Fiori」を設計し直し、今までよりもスムーズな画面遷移を実現しました。

この「Fiori」によってS/4HANAで扱われる膨大な量のデータを漏れることなく見える化し、意思決定をサポートします。

データを記録するだけでなく、データを活用するところまでしっかりとデザインされているからこそ、S/4HANAは多くのユーザーに積極的に利用されているのです。

4. 優れたユーザビリティ

S/4HANAでは、SAP ERPソリューションとして業界別に提供していた40桁の機能品目コードを標準で提供することで幅広い業種に対応し、ユーザビリティを向上しました。これらはRPAに対応し、モバイル端末でも利用することができます。

運用プラットフォームについてもオンプレミスとクラウドの両方に対応しているだけでなく、オンプレミスとクラウドのハイブリッドにも対応しています。

S/4HANAの導入メリット

S/4HANAを導入することのメリットは、S/4HANAの特徴である「大幅なスループットの向上」を得られることです。SAP HANAとの連携でテーブル処理が高速化し、従来必要であった夜間のバッチ処理などが不要になる場合があります。

また、ユーザーの役割別に画面が再設計されているため、業務で行う画面推移がこれまでよりも少なくて済みます。SAP HANAとS/4HANAの両方ともインメモリで動作するので、レスポンス時間が限りなくゼロに近くなりストレスがありません。

そして、もう1つの大きなメリットとして運用管理コストの低減があります。S/4HANAではデータのライフサイクル管理が導入されたことにより不要なデータを排除できシステムの全体サイズを削減することができるのです。

終わりに

SAP HANAをすでに導入している企業はもちろん、他社RPA製品のレスポンスの遅さに悩んでいるのであれば、クラウドや次世代機能に対応したS/4HANAは選択肢の1つとなりうるでしょう。

従来のERP製品が業績や実績を中心とした過去の情報の分析を行っていたとするならば、S/4HANAは大幅に向上したスループットによるリアルタイムデータの分析と機械学習機能による将来の予測分析機能を備えたまさに最新の経営支援システムです。

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