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2020.02.22
SAPのプロジェクト「Embrace」について
SAP社はERPソフトウェアで世界最大規模のシェアを誇る「SAP S/4HANA」のクラウド化を推進するために、Microsoft Azure・Amazon Web Services・Google CloudおよびSAPが提携しているパートナー企業とのコラボレーションプログラム「Embrace」に2019年上半期から取り組んでいます。
このプログラムは顧客がSAP S/4HANAをクラウドに移行するにあたって選択するハイパースケーラーと呼ばれる大手クラウドベンダーやハードウェア・ソフトウェアベンダー、コンサルティングファームと提携し、クラウド化に伴う複雑な業務とコストを削減することを目的としたものです。
Embraceによってスムーズなクラウド化を支援
企業がERPシステムをクラウド化する場合には、SIerやコンサルティングファームと共にクラウドベンダーを選定し、ハードウェアやソフトウェアを含むインフラの整備を行い、その上でクラウド環境を構築してからシステムを移行するのが一般的です。
しかし、それぞれの工程が分断されているとクラウド環境の構築やハードウェア・ソフトウェアのメンテナンスなど、各ベンダーとフェーズごとに要件定義や設計、実装を行う必要があり時間や費用的なコストが増加してしまいます。
EmbraceはSAP S/4HANAをクラウド移行するにあたり、提携したベンダーやコンサルティングファーム、SIerなどを利用することでスムーズなクラウド化を促進するプログラムです。
クラウドサービスを「ハイパースケーラー」と呼ばれるMicrosoft・Amazon・Googleが提供。クラウド化を推進するコンサルティングファームにAccentureやPwC、実務を担うSIerにはIBMやNTTデータ、TCSなどをグローバル戦略サービスパートナーとして選定し、顧客企業のSAP S/4HANAのクラウド移行をサポートします。
終わりに
Embraceはクラウドベンダーやパートナー企業が一体となった移行に必要なロードマップを策定しリファレンスを共有することによって、よりシームレスなクラウド移行を実現します。
Embraceに基づいてSAP S/4HANAを基軸としたクラウド上のエコシステムを構築することによって、オペレーショナルエクセレンスの確立や更なるイノベーションの実現など、顧客はインテリジェントエンタープライズとして歩みをよりスピーディーに進められるでしょう。
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