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2020.02.23
Salesforce IoT Explorerについて
世界最大規模のCRMプラットフォームを提供するSalesforce社では、高度なコーディングを必要とせずにIoTデータとSalesforce CRMを連携するサービス「Salesforce IoT Explorer」を提供しています。
今回の記事ではこのIoT Explorerについて概要をご紹介します。
Salesforce IoT Explorerとは
IoT Explorerは企業のIoTデータをSalesforce CRMとの連携を簡単に行うことを目的に開発されたサービスです。IoTデータを業務で使用できるデータに変換し、CRM上でワークフローを構築することができます。
例えば、メーカーの製造ラインでセンサーによって製品の検品をしている場合に、不合格製品のデータをセンサーからCRMへ転送し、顧客と社内に自動でアラートを送信するといったワークフローを構築することが可能です。
メーカーで使用しているセンサーやIoTデバイスとCRMを連携することで、工場の稼働状況や製品の歩留まりをよりシームレスに把握することができるようになります。
さらに、製造機械そのものにセンサーを取り付けることで稼働時間の把握やメンテナンス時期の算出などを自動で行うことも実現できます。
Salesforce IoT Explorerの3つの特徴
IoT Explorerは大きく3つの特徴を持っています。
<1> ローコード
IoT Explorerは高度なコーディングを必要としない(ローコード)という特徴があります。ユーザーはマウス操作のみでIoTデバイスから送信される情報の取捨選択を行い、アラートを発する場合には発信先を選ぶことができます。
<2> 顧客コンテキスト
IoT Explorerは全てのデータを顧客情報と掛け合わせることで、顧客にとってより有益な情報を提供します。例えば、機器の故障データをメンテナンス部門と営業部門で共有し、迅速な修理対応と営業フォローをシームレスに行うことが可能です。
<3> 顧客エンゲージメントの強化
IoTデバイスを通じて取得した顧客データを活用して、先手を打つサービスを提供することができます。
機械の稼働時間を営業担当が把握することができれば事前にメンテナンスや機械更新の案内を行うことができるでしょう。
このように顧客が課題を感じる前に対応することで顧客エンゲージメントを強化し、自社の信頼向上やビジネスチャンスの拡大に繋げていきます。
終わりに
IoT Explorerを導入することで、企業は大規模な開発を行うことなくIoTデバイスを活用したIoTデータの取得や活動、顧客エンゲージメントの強化を行うことができます。
多くの企業にとって課題となっているIoT化やIoTデータの活用において、IoT ExplorerのようにIoTデータを手間なく顧客に必要な形に変換できるソリューションを抑えておくことは今後より重要になっていくと考えられます。
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