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2020.05.18
独立前に知っておきたい!個人事業主、株式会社、合同会社の違い
フリーランスとして独立する場合、個人事業主として開業届を出すか、株式会社と合同会社とのいずれかを選んで法人化する方法が考えられます。
個人事業主が良いのか、法人化した方が良いのか。それぞれの選択のメリット・デメリットについて今回はご紹介していきたいと思います。
個人事業主のメリット・デメリット
個人事業主のメリットは「開業・廃業が簡単である」ということです。個人事業主は開業・廃業の手続きを法人の手続きに比べたら簡単な書類手続きで済ませることができ、即日開業できる点がメリットです。
デメリットとしては「税制面での優遇が少ない」ということがあります。個人事業主の収入に対する課税は所得税で課税されますが、所得税は累進課税なので所得額が高くなるほど税率が上昇してしまいます。
株式会社のメリット・デメリット
株式会社化するメリットは「税制面の優遇が大きい」ことです。個人事業主では経費に認められない役員報酬や家族従業員への給料、保険料や出張費などが経費計上できるので、節税効果が高くなります。また、事業規模を拡大するための資金調達の選択肢が多いこともメリットです。
デメリットは「人件費負担が増える」ということです。個人事業主と違い、人を雇用する場合には社会保険に加入する必要があります。給料だけでなく社会保険料の企業負担分を支払う必要があることから、人件費に関する負担が増えるデメリットがあります。また、「赤字でも法人住民税を支払う必要がある」点もデメリットの1つです。
合同会社のメリット・デメリット
合同会社を設立するメリットは「会社設立や維持の費用が少ないこと」です。合同会社を設立する場合、登録免許税が6万円〜と少額で、公証人による定款認証も不要なため設立時の費用が抑えられます。また「決算の公告義務が不要」で「株主総会が不要」なので、会社としての意思決定が早期に可能です。
デメリットとしては、将来的に事業拡大を目指して株式会社化するためには「組織変更が必要」ということです。企業として社会的信用度が最も高く、資金調達の選択肢が多いのが株式会社です。この株式会社に変更するために手続きが必要な点がデメリットです。
終わりに
フリーランスから個人事業主や法人化する場合には、主に3点の選択肢があります。どの方法を選ぶかは自分自身の事業をどこまで成長させたいか、どんな会社にしていきたいかの方向性によって変わってきます。
今後の事業の状況と目指す姿によって個人事業主としての独立や法人化を目指していきましょう。
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