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【SHIFT社✖︎K2対談 第二弾】SAPのS/4HANA化とこれからのSAP人材の形

新たなプレイヤーとしてSAP市場へ参入を行う株式会社SHIFTとのコラボレーション企画の第二弾として、ESプリセールスグループ・グループ長の大塚和浩氏へK2岡村がインタビューを実施しました。
ブルーオーシャンであるSAPクラウドのスクリプション導入プロジェクトやSAP人材が不足しているなかどのようなことをSAP人材に求めているかについてリモートで詳しくお話ししました。

株式会社SHIFT

2005年設立。2009年からソフトウェアテスト事業を開始。2014年に東京証券取引所マザーズへ上場し、2019年10月には東京証券取引所市場第一部に上場。売上 287億円、連結従業員数: 5,636人 (2020年11月末時点)と、対前年比150%以上の売上成長率を10年連続で達成している。

K2パートナーリングソリューションズ株式会社

1997年に設立され、イギリスのロンドンに本社を構える。世界19拠点に展開し、グローバルでは24年目、日本では東京に本社を置き12年の歴史をもつ。主なビジネスとして、正社員人材紹介、業務委託フリーランス、派遣など、ITビジネスに関するプロジェクトベースでの人材紹介、SAPラーニングハブやクラスルームトレーニングなどのSAP人材に対するトレーニングを展開。
業務委託ビジネスではプロジェクトに200名程度参画、毎年参画者数を更新している。7割以上はSAPのコンサルタント、残りの3割はインフラやセールスフォース、グローバルPMなどの開発要員で構成されている。
教育ビジネスではSAPジャパンとグローバルでライセンス契約を結び、SAPライセンス販売を実施。SAPラーニングハブやクラスルームトレーニングの他、新入社員向けの研修の実施やクラスルームトレーニングも企業のニーズに合わせてカスタマイズし行っている。

大塚 和浩氏

2020年2月よりSHIFTに入社。ビジネストランスフォーメーション事業本部
エンタープライズ産業・流通統轄
エンタプライズソリューションビジネスユニット
ESプリセールスグループ グループ長。大手SIerでSAP及びCRMビジネス立上げに従事、その後外資系ERPベンダー、IT部門の責任者で会計や基幹系システム再構築の経験をもつ。

K2 岡村 奈七 (シニアコンサルタント)

2017年1月よりK2へ入社。外資系・日系大手コンサルティングファーム、SIer、事業会社など多数の紹介実績があり。クライアントの要望に沿った人材提案を得意とし、特にSAP領域における新規導入〜運用保守、マイグレーション、グローバルロールイン/ロールアウト案件に強みをもつ。

さまざまな経験を経てSHIFTへ

岡村:まず簡単にこれまでのご経歴についてお話しいただけますか?

大塚:一番初めは新卒でNECに入り営業部に配属されました。4年目にはPC LANに特化した攻略部隊で販売管理や生産管理のパッケージビジネスの立ち上げ成功を経て本社に異動しました。その後はCRMビジネスの立ち上げ、NECでSAPビジネスの立ち上げなどビジネスの立ち上げに携わることが多く、計20年くらいNECに勤めていましたね。
NECの後はソフトハウスで営業の役員、NTTデータやSAPジャパン、日本医科大学のIT責任者としてIT改革などさまざまな事業に携わっていました。

岡村:SHIFT社を知ったきっかけやご入社の動機などを教えていただけますか?

大塚:さまざまなエージェントからの紹介があったのですが、そのなかで「70歳定年は面白い」と思いまして、これが大きな入社動機の一つでした。
それに加え「SAPのビジネスを立ち上げるメンバーがほしい」ということを聞いており、私自身がSAPのビジネスの立ち上げなどの経験があったのでその知見を活かせるかなというところもありました。
さらに、IT界隈からすると普通はやりたくないテストや品質に関するビジネスを行う、ブルーオーシャンへのチャレンジ精神がSHIFTにはあり、そこは尖っていて面白いなと思いました。

岡村:いまはどういった役割で業務されていらっしゃいますでしょうか?

大塚:プリセールスグループのグループ長ですね。プリセールスと言いつつビジネスデベロップメント、ビジネス企画の役割を受けています。それとSAP社で元同僚くらいのメンバーが本部長クラスになっているので、アライアンスを組み案件を受注するなど、営業的な業務もやっています。

SHIFTのSAPチーム体制の特徴

岡村:現在のSAPチーム全体のプロジェクト状況の体制についてもお伺いできますでしょうか?

大塚:2018年9月からSAPデリバリーの部隊はグループ化されまして、100名ほどのデリバリーチームになっています。東京に2グループありまして、その2グループで全国のSAPプロジェクトを見ています。

岡村:全体のプロジェクトの状況ですが、割合としてどの部分が一番プロジェクトとしては多いでしょうか?

大塚:いままでではテストビジネスを行って参りましたが、今年からは本格的にS/4HANAクラウドを立ち上げています。

岡村:大塚さんから見て、SHIFT社がSAPビジネスに対して貢献できた点、または実績としてあげられる点はどういったところでしょうか?

大塚:やはりSAPの認定コンサルタントですね。SAPのビジネスにはSAP認定コンサルタントが必要です。しかしながら、業務的なノウハウやSAPにも精通している限られた人しかSAP認定コンサルタントにはなれず、それに伴ってSAP認定コンサルタントの単価は高くなってしまいます。また、プロジェクトの上流工程からテスト設計・実行まで携わるためプロジェクトの単価も高くなります。
そんななかSHIFTではここ3年間ぐらい、テスト工程を非SAP認定コンサルタントがチャレンジしてきました。さまざまな試行錯誤をしましたが、いわゆるSAP認定コンサルタントでなくてもテストの設計、実行、最終的に品質を上げるという活動ができたということに関してはSAP業界で新しい風穴を開けることができたかなと思っています。

岡村:私も今後のSAPビジネスに対してSHIFT社が担う役割は非常に大きいと感じておりまして、”品質に軸をおくことでお客様の使いやすいシステムやプログラムを提供できる”という点で候補者からも好評いただいております。「SAP×品質保証」という+αの強みをもつコンサルタントになるためにSHIFT様を選ばれた候補者も多いかと思います。

現在進行中のプロジェクト

岡村:現在注力している案件であるS/4 HANAのクラウド導入案件について、どういった経緯でこの案件を受注し、お客様に提案を行ったのかという点に関して詳しくお話を伺えますでしょうか?

大塚:2パターンありまして、1つ目はもっとも多い形でSAPパートナーさんの人手不足なところへのアプローチをしています。
2つ目は、近ごろエンドユーザーへのアプローチが増えており、トラブルが見込まれる業務工程に対してテスト工程を行ない、トラブルを事前に潰していくというアプローチをしています。

岡村:S/4 HANAは導入に時間がかかるかと思うのですが、大体どれくらいの規模で体制を整えて行う予定でしょうか?

大塚:そうですね、テストビジネスに関していうと大型案件は2年3年、ロールアウトを含めると場合によっては4年くらいかかります。
最終的なテストに関してはお客様のことを知らないと、テスト計画を仕切ることができません。そのため、SAPパートナーさんと一緒に、はじめは上流工程に身を置くなどしています。
そういった上流工程のメンバーに、K2さんからご紹介いただいたSAP認定コンサルタントの方々を入れて、段々膨らませていく形ですね。

岡村:Go Live はいつ頃迎えるのでしょうか?

大塚:Go Live でいうとおよそ2年後ですね。

岡村:最新のS/4ではクラウド化などがプロジェクトの主流になっていますが、今後のプロジェクトの見込みや、「SAPビジネスでこんなことを行なっていきたい」などお考えになっていらっしゃることはございますか?

大塚:まずS/4 HANA化は3〜5年つづくと思われますが、イレギュラーなビジネスだと思っています。ERP、特にSAPの場合は業務システムをノンプログラミングでつくって”Fit to Standard(※)”というやり方で導入するのですが、日本の場合だけ商習慣が異なることからアドオン開発で余分な投資をしてしまっています。
欧米に行くと、コロナウイルスの影響で一気にクラウド化が進んでいますが、日本ではクラウド化があまり進んでいません。ですので、SHIFTは日本でも欧米のようなパラダイム・シフトが必要であるとし、ブルーオーシャンであるSAPのクラウドに特化したビジネスにフォーカスしようと考えています。
現在、自社のテスト品質ビジネスに関しては基盤が確立されたので、新たにERPクラウドに特化したサービスビジネスを展開するということが我々の大きな狙いですね。

※数多くの標準機能のなかから必要なものを組み合わせて使うSAP S/4HANA Cloudの導入方式。追加開発を行わず標準機能を最大限利用することでベストプラクティスによる短期間・低コスト導入が可能となる。

岡村:今後組織が拡大するにつれて人材育成が課題だというお声もいただいていますが、大塚さんが今後求職者に求められることは何が挙げられますでしょうか?

大塚:やはりS/4 HANAクラウドですね、そこに特化したいので。SAPの導入は本来アドオンという方法ではなく”Fit to Standard”という方法で行うので、お客様の業務をいかにSAPの機能を使ってコーディネートするかが重要です。そこが一番難しいところなのですが、そこにこだわりをもってチャレンジできる、そんな人材がほしいです。
私の目標として、「SAPをクラウド型で導入するならSHIFT」と言われるオンリーワンのSAPパートナーになりたいと思っているので、そこを一緒にゼロから立ち上げてくれるメンバーがきてくれるとうれしいです。

クリエイティブな人材を獲得するために

岡村:現在、日本人のSAP人材採用が非常に難しくなってきていることを踏まえ、弊社では上海にあるADH(APAC Center of Excellence and Delivery Hub)から、中国のSAP人材を日本のプロジェクトへ斡旋する取り組みをしており、今回御社に海外出身者の採用を積極的に行なっていただきましたが、今後の海外人材の活躍の幅や期待したい点などがあれば伺ってよろしいですか?

大塚:S4/HANAクラウドのドキュメントが四半期に一度新しい機能が出るのですが、実は日本語化されないんですよ。
いまでは、英語だったものをSAP社によって日本語化されていたのですがもういまはされていないので、それを踏まえた際にグローバル人材が必要なのかなと私は思いますね。

岡村:実際にロールインロールアウトの案件では海外人材が活躍していますが、今後グローバル案件を受注される予定はありますか?

大塚:次で狙いたいと思っています。SAPのSaaSシステムを使うことでロールアウトではなく海外のプロジェクトを日本主導で行えるようになると思うんですね。そうなれば基本はクラウドで、数回現地で会話をしたらWeb会議のみでグローバル人材に任せられると思います。
大型のS/4 HANA案件が終われば、グローバルでちゃんと体系化して、S/4 HANAクラウドを子会社展開するという案件が出るはずなので、グローバル人材の活躍の場も十分広がりますよね。

岡村:グローバルで東南アジアなどの地域の人材も活躍が広がるのではないかと思います。

大塚:そうですね。あとはヨーロッパも必要ですね。アジアは直接出向くことができ、文化も近しい部分がある一方、欧米は地理的に遠い点、そして文化が違う点で欧米もやらないと中途半端になってしまうかなと思います。

アットホームな環境でのチャレンジが可能

岡村:実際にSHIFTで働いてみての感想はいかかですか?

大塚:入社してまだ一年も経ってないですけど楽しみつつ、責任をもって頑張っています。新しいことにチャレンジするぶん厳しいこともありますけれど、それをまわりが応援してくれるので、そういう点はSHIFTの特徴なのかなと思いますね。
例えば何か問題があった時にみんなでどうしたらいいのかを一緒に考えていくようなポジティブな会社です。

岡村:コロナ禍でリモート入社をして一度も他の社員の方に会ったことがないという新入社員の方も多いですよね。

大塚:はい、多いですね。

岡村:その点でコロナ禍に対する対策、もしくは御社のチーム内の強化、連携などで工夫されているようなものはありますか?

大塚:コロナ渦ですけど、できる限り月次で集まり話す場を設けていますね。活動報告をしたり、チームを組んでディスカッションをしたり、あとはそれに対して表彰をしたりとか、賞金を払ってみんなの飲み代を出したりとか、そのようなできる限りの場はつくるように意識しています。
先日キックオフをWeb上で行いましたが、チームごとに部屋割をして、ゲーム感覚でディスカッションをしました。

岡村:アットホームな会社でいいですね。

大塚:そうですね。アットホームな雰囲気に加えて、自社には1,000社の顧客基盤があり、SAP社を含めたアライアンスもあるので案件が数多存在します。そういったことも踏まえて、本業に没頭してもらえる環境が整っているというところも加えてお伝えさせていただきたいです。

岡村:最後にSHIFT様にご応募を検討されている方へメッセージをいただけますでしょうか?

大塚:チャレンジできる本当に自由な会社ですので、チャレンジしたいという方はぜひきていただければと思います。

 

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