Topicsトピックス
- ITエンジニア 転職 K2 jobroute
- トピックス
- IT業界における転職回数の平均は?転職活動への影響も解説
2021.07.21
IT業界における転職回数の平均は?転職活動への影響も解説
この記事では、IT業界における一般的な転職回数と、転職回数が多いことによる転職活動への影響を解説します。業界内の一般的な転職回数が気になるという方や、自身の転職回数の多さが転職活動の成否に影響するのではないか、と不安に思われている方はぜひご覧ください。
IT業界における一般的な転職回数
IT技術者の年代別転職回数は以下のようになっております。
(引用元:https://www.rstone-jp.com/column/1031no3)
上記の表を見ると、例えば20代の転職経験者数は24.5%となっており、おおよそ4人に1人が転職を経験しているということになります。また、30代、40代の転職経験者はおおよそ全体の半分です。
転職経験者が占める割合が最も多い50代だと、転職経験者数は過半数を上回り、転職経験者の中でも30%ほどの人が3回以上の転職を経験しているということになります。
これらを踏まえると、30代に初めて転職を経験するという方が多いことがわかります。この要因として、20代でキャリアを積んだエンジニアやコンサルタントがさらなるキャリアアップを目指して30代で転職することが多いということが挙げられます。
転職回数が多いことに対し企業が持つイメージ
では、転職回数が多い転職志望者に対して企業はどのようなイメージを持つのでしょうか。ここでは一般的な事例を3つご紹介いたします。
定着率が低い
1つ目は「定着率が低い」という印象です。
企業が採用において志望者に求める要件の1つに「どれだけ長く自社で働いてくれるか」ということが挙げられますが、そこまでの転職回数が多い場合は上記の観点から評価されづらくなってしまいます。当然ですが、この人を採用してもまたすぐに転職してしまうかもしれないと思われてしまうからです。
会社、業務に不満を抱きやすい
2つ目は「企業、業務に不満を抱きやすい」という印象です。
転職にはキャリアアップを目指したポジティブな転職と、現状の職場に対する不満によるネガティブな転職の2つに大別されます。採用担当者は転職志望者に関して、どうしてもネガティブな要素を勘繰ってしまう傾向があるため、「転職回数が多い=これまでの職場ではうまくいかなかった」と認識されてしまうことがあります。
そのため、この人を採用しても自社にマッチするかどうか疑わしいと考えられてしまいます。
人間性に難がある
3つ目は「人間性に難がある」という印象です。こちらは2つ目の「企業、業務に不満を抱きやすい」と近しいですが、「転職回数が多い=これまでの職場で周囲とうまくいかなかった=人間性に難がある」と考えられてしまいがちです。
転職回数が多くても転職活動を成功させるポイント
では、すでに何度も転職してしまっている方はこれ以上の転職を諦めるべきなのでしょうか。結論として、そんなことはありません。ここでは、すでに何度も転職してしまっている方が、転職活動を成功させるにあたって何に留意すれば良いのかを紹介いたします。
転職回数の多さをしっかりと説明する
まずもっとも重要な点はなぜ転職回数が多いのかをしっかりと説明することです。これができなければ、先述のように転職をネガティブに捉えられてしまいかねません。
反対に、どういった経緯で転職を決意したのか、そしてその結果がどうであったのか、ここをしっかりと説明することで採用担当者からの評価を高めることができます。具体的には、転職回数が多いことで何を得ることができたのか、この点に話を落とし込むことで転職回数の多さに対するすっきりとした説明が可能になります。
以下はあくまでも参考ですが、頻繁にみられる落としどころの例3つを紹介いたします。
コミュニケーション能力
1つ目はコミュニケーション能力です。転職を行うということは全くもって新しい環境で仕事を始めるということです。職場職場で協働する人が異なれば、取り組む内容も異なります。その中でうまく意思疎通を図り目標達成のために自分なりに取り組んだこと、そしてそれにより得られた成果や能力を訴求することで採用担当者の心を掴むことができる可能性が高まります。
対応力
2つ目は対応力です。コミュニケーション能力と背景は同じですが、慣れない環境で見ず知らずの人と新しいことに取り組む中で、あらゆる物事にフレキシブルに対応する対応力が身についたとする話し方です。これにより、「御社で働いても自身の対応力を生かし、〇〇において貢献することができます。」という再現性に関しても納得がいく説明をすることが可能になります。
キャリアアップ・スキルアップ
3つ目はキャリアアップ・スキルアップです。
前者のキャリアアップに関しては経歴を示せば言葉は必要ありませんし、スキルアップも自身のキャリアパスに沿った説明をすることができれば強力なアピールにつながります。こちらに関して、実績さえあれば訴求は容易であるものの、実績があまりない場合はこの説明は相応しくないかもしれません。自分の主張を裏付けるような経験、実績をセットで主張をするよう留意しましょう。
IT業界は転職がつきもの
ここまで一般的な転職回数と、転職回数の多さをいかに好転させるかという点を紹介してきました。
しかし、IT業界は一般的に企業間の垣根が低く転職回数が多くなる傾向があるため、そこまで憂慮する必要はありません。だからといって事前の準備を怠っていいということではないので、その点には注意してください。
自身の転職回数をそこまで卑下せず、しかし自分の中で転職回数が多いことに対して一貫した説明ができるよう準備を入念に行いましょう。
【転職先や参画プロジェクトをお探しの方へ】
K2では全米上位100位にランキングされる世界レベルのソフトウェアベンダーや一流システムインテグレーターと密な連携をとり、最新のITテクノロジーに特化した豊富な案件をご紹介しています。フリーランス・個人事業主の方には業務委託案件を、正社員での転職をお考えの方には人材紹介をそれぞれ行なっていますのでリンク先を是非ご確認ください。
また、外資系企業や海外への転職に興味をお持ちの方に対しては、外資系企業を熟知したグローバル経験豊富な転職コンサルタントが「無料」でご相談・サポートを行なっています。あなたの実力が世界で通用するかどうか、興味をお持ちの方はこちらよりご連絡ください。
【人材をお探しの企業様、システムに関する課題をお持ちの企業様へ】
K2では約500社のクライアントを持ち、世界19拠点 50カ国以上の様々な国と業界の企業に対する支援を行なっています。
Salesforce・SAPを初めとする様々なシステムの導入・保守プロジェクトに対するサポートの他、プロジェクトニーズに対する顧客目線でのソリューション提案なども行っております。
ハイクラスIT人材をお探しの企業様(シニアエグゼキュティブ・コンサルタント・プロジェクトマネージャー・戦略コンサル・ITセールス等)、またシステムの導入・運用・保守等に課題を抱えている企業様はこちらよりご連絡ください。
無料相談
就職・転職無料相談のお申込みはこちらから