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2021.11.22
SAPエンジニアの平均年収や、年収アップに有利なモジュールまで解説
本記事は、SAPエンジニアとして年収アップを目指している方へ向けた解説記事です。
SAP人材の今後の需要・SAPエンジニアとして年収を上げるために有利なモジュール・モジュール以外で年収アップを図れるスキルなど、幅広く解説しています。
SAPエンジニアの平均年収
求人ボックス給料ナビによると、SAPエンジニアの平均年収は615万円です。日本人の平均年収が433万円のため、比較的高水準となっています。
平均年収は615万円ですが、給与レンジは411〜1242万円と、給与の価格幅が広いことが特徴です。つまり、スキルの有無や雇用形態によって給料が大きく変動するといえます。
参考までにですが、SAPコンサルタントの給与レンジは500〜1500万円といわれており、SAPエンジニアより比較的高額であることがわかります。
SAPエンジニアの需要
SAPエンジニアの需要は右肩上がりで、これからさらに伸びてくると予想されます。
SAPエンジニアの需要が高まるとされる根拠として、
・2027年のサポート終了
・SAP人材育成の難しさ
が挙げられます。
2027年のサポート終了について
現在のSAP最新のバージョンはSAP S/4 HANAです。SAPS/4 HANAのひとつ前のバージョンであるSAP ECC6.0は、2027年にサポートを終了すると発表しています。それに伴い、ECC6.0を使用している企業は、S/4 HANAへの移行(マイグレーション)を検討するため、マイグレーションのプロジェクトに人員が割かれることが予想されます。
SAP S/4 HANAを既に導入している企業も存在する一方、1つ古いバージョンのSAP ECC6.0を使用している企業も未だ多く存在しているのが現状です。もちろんS/4 HANAにマイグレーションせず、他社のERPシステムに切り替えるという選択肢もありますが、1からのERPシステムの構築は高い負担がかかるため、多くの企業がS/4 HANAへのマイグレーションをすることが予想されます。
S/4 HANAを扱える人材は多くないため、必然的にSAPエンジニアの需要も高まると考えられています。
SAP人材育成の難しさ
・プロジェクトを通じることでしか学べないことが多いこと
・学習教材が高額なこと
このような理由から、市場の需要に見合うSAP人材の供給が追いついていないのが現状です。
教材や本などはSAPの概要理解には役立つものの、現場で役立つスキルの習得には不十分だといえます。また、SAP社が提供しているlearning hubは年間約35万円と高額なため、学習へのハードルが高い状況です。
2025年のサポート終了による需要の増加、その需要に見合う供給が追いついていないことが、SAP人材の市場価値をより高めていくことになるでしょう。
SAPエンジニアの年収アップに有利なモジュール
年収アップのためには、「需要が高いモジュール」を「複数対応できる」ことがポイントになります。
モジュールの種類は、
・FI(財務会計)
・CO(管理会計)
・SD(販売管理)
・MM(在庫管理)
・PP(生産計画)
等、様々あります。
中でもFI(財務会計)とCO(管理会計)は会計に関連しており、多くの企業が使用しているため、安定した需要があります。
もちろん、1つのモジュールに長けていることも十分な魅力です。しかし、複数のモジュールに精通していると対応できる案件数も増え、それが市場価値の向上に繋がります。まずはFIやCOといった主要モジュールから習得してみてはいかがでしょうか。
SAPエンジニアの年収アップにつながる他のスキル
モジュールの知識を身に付ける以外には
・最新技術への知見
・ビジネス英語力
・簿記の資格
等が、SAPエンジニアとしての年収アップに有効です。
最新技術への知見
最新技術とは、S/4 HANAやFioriのような技術です。SAPは新しい技術が出てくる頻度が早いため、これらへのキャッチアップが欠かせません。
ビジネス英語力
グローバル案件では、多国籍メンバーとのコミュニケーションが求められます。オフショアとのコミュニケーションがスムーズに取れれば、かなり重宝されるでしょう。グローバル案件でなくても、SAPの文書は英語で書かれてることが多いため、原文を読めることも貴重なスキルです。
簿記の資格
ほとんどのモジュールで、FIやCOと関連する部分があります。そのため会計の知識を持っていると、SAP人材としての価値が高まります。
まとめ
SAPエンジニアの年収は、日本人の給与平均より高水準であり、スキルや経験によって大きく変動します。SAP人材の需要は伸びていく一方、人材の確保が難しいため、SAPエンジニアの市場価値はより高まっていくでしょう。
実際の業務を通してFIやCOといった、需要の高いモジュールを複数習得していくことで、年収はよりアップしやすくなります。
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