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2022.02.14

SAP ECCとS/4 HANAの違いとは?S/4 HANA導入のメリットも解説

SAPを学習し始めると、SAP ECCやSAP S/4 HANAなどの言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
どちらもERP製品ということに変わりはありませんが、両者の違いやメリットなどを抑えておくことはとても重要です。

特にSAP S/4 HANAは「2027年問題」の影響もあり、今後も需要が伸びていくことが予想されるため、是非この記事で理解を深めてください。

今回の記事では

・SAP ECCの解説
・SAP S/4 HANAの解説
・SAP ECCとS/4 HANAの違い、SAP S/4 HANA導入のメリット

について紹介していきます。

SAP ECCとは

SAP ECCは、ドイツに本社を置くSAPという企業のERP製品のことを指します。ERPとは、Enterprise Resource Planningの略で、「企業の資源計画」という意味です。具体的には企業の持つ「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」を一元管理し、企業の経営のために有効活用するというようなイメージです。

SAP ECCは、現在導入している企業が受けられる保守サービスの期限が2027年までとなっています。SAPを学習しているとよく耳にする「2027年問題」は、保守サービスの期限切れにより、導入企業がなにかアクションを起こさなければならないことを指します。

そのため、現在 SAP ECCを 使用している企業は

・他社のERP製品に乗り換える
・SAP ECCを保守サービス無しでそのまま使い続ける
・SAP S/4 HANAに移行する

の3つの選択肢の中から選択することを迫られています。

SAP S/4 HANAとは

SAP S/4 HANAとは、SAP ECC後継の新世代ERPのことです。従来のSAP ECCと比べ、大幅な速度改善・UX(ユーザーエクスペリエンス)の改善を実現しています。

よく混同しやすいのが、SAP S/4 HANAとSAP HANAの違いです。同じ意味として捉えてしまうことが多いのですが、この2つは別のものなので注意しましょう。HANAはデータベース自体のことを指し、S/4 HANAはHANA上で動くERP製品のことを指します。

SAP ECCを導入している企業の多くは、2027年までにS/4 HANAに移行することを検討しており、SAPコンサルタント・SAPエンジニアの需要は高まり続けています。

今後SAPを学習する上でS/4 HANAに精通していることは必須になっていくでしょう。

SAP ECCとS/4 HANAの違いと、S/4 HANA導入のメリット

多くの企業が検討しているSAP ECCからS/4 HANAへの移行ですが、2つの違いはどのような点にあるのでしょうか。
違いとともに、S/4 HANAを導入した際のメリットも併せて紹介します。

インメモリデータベースによる高速化・リアルタイム化

SAP ECCはディスクベースのデータベースであるのに対し、S/4 HANAはインメモリデータベースを採用しています。難しい単語が出てきましたが、用語の意味は理解していなくても大丈夫です。

別の言い方をすると、S/4 HANAを導入することで、処理速度が大幅に向上し、リアルタイムでのデータの活用が可能となります。例えばSAP ECCでは1日待たなければ活用できなかった企業のデータが、S/4 HANAではリアルタイムで表示できるようになります。

変化がめまぐるしい現代で、ユーザーのニーズに瞬時に反応できるという点は大きなメリットであるといえるでしょう。

クラウドとオンプレミスの選択

SAP ECCでは基本的にオンプレミスのみの導入でしたが、S/4 HANAではクラウドとオンプレミスを選択できます。クラウドとオンプレミスは、仮想サーバーをレンタルするか物理サーバーを自社に置くかの違いです。
どちらも一長一短で、どちらの方が優れているかという判断はできません。

・クラウドはイニシャルコストは低いが、冗長性が高い。
・オンプレミスはカスタマイズ性に優れているが、イニシャルコストが高い。

というような特徴を持っています。

2つのどちらが好ましいかは、企業の規模や状況によって大きく異なるため、選択肢があるというのは導入企業にとってはメリットとなるでしょう。

Fioriによるユーザーエクスペリエンスの向上

SAPの操作画面は、SAP ECCではGUIというインターフェースが使われていました。S/4 HANAではFioriというインターフェースが採用されています。

GUIとFioriの違いは、使えるデバイスの種類・カスタマイズ性・操作性などにあります。GUIはPC上で使用するのに対し、FioriはPCだけでなく、タブレットやスマホでも操作が可能となります。Fioriの画面はGUIと大きく異なり、より直感的に普段使い慣れているアプリのような操作で使用することができます。

SAPを導入する際は、導入する企業のユーザーにトレーニングを行うのですが、Fioriの操作が簡易的なため、トレーニングの期間を短縮できるというメリットもあります。

スマホやタブレットの普及により、移動中も仕事ができるようになった現代で、マルチデバイスに対応している点は大きなメリットといえます。

2027年に向けたS/4 HANAの学習を

S/4 HANAは最新技術を搭載した新世代ERP製品です。従来型のSAP ECCは保守サポート期限が2027年までとなっており、多くの企業がS/4 HANAに移行することが予想されています。そのため SAPを扱える人材の需要は年々高まっています。

SAP ECCとS/4 HANAの違い・S/4 HANAを導入するメリットは以下の通りです。

・インメモリデータベースによる高速化・リアルタイム化
・クラウドとオンプレミスの選択
・Fioriによるユーザーエクスペリエンスの向上

SAPを学習されている方、またこれから学習しようと考えている方は、S/4 HANAの背景を意識した上で学習を進めてみてはいかがでしょうか。

弊社の「K2 University」では、SAP社と提携した公式トレーニングを提供しています。これからSAPを学んでいきたいという方は、是非お気軽にお問い合わせください。