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2022.04.25
SAPエンジニアの案件の種類は?プロジェクトの単価相場も併せて紹介
SAPエンジニアの案件の種類はフェーズや担当領域により、様々な分類ができます。SAP案件の単価相場の変動は、経験年数が多くの割合を占めますが、スキルによっては単価アップも可能です。
本記事では
・SAPエンジニアの案件の種類
・SAP案件の単価相場
を紹介していきます。
難易度や適性を見て、ご自身に合った案件の傾向などを見つけてみてください。
SAPエンジニアの案件の種類
SAPエンジニアの案件の数は公開・非公開のものを合わせると膨大な数になるため、案件の種類も様々です。”SAP案件”を大きく分けると「SAPコンサルティング案件」と「SAP開発案件」の2つに分類されますが、今回は「SAP開発案件」に焦点をあてます。
全てのプロジェクトを詳細に分類できるわけではありませんが、分類の例をいくつか紹介していきます。
フェーズによる分類(要件定義・開発・保守運用など)
プロジェクトは常に進行しているため、必ずしも立ち上げから参画できるわけではありません。一般的には上流に行くほど、難易度と単価が上がっていく傾向にあります。
2027年にECCのサポートが終了することから、現在は新規導入・バージョンアップの案件が多く、上流を担当できる人材が重宝されているようです。
しかし、2027年以降は新規導入より保守運用の需要が高まるとの見方もあり、ご自身のキャリアプランと照らし合わせて選んでみてください。
上流工程では顧客の業務を理解しながら進める経験が得られ、下流工程では持続可能な運用をするための経験が得られます。
担当領域による分類(開発エンジニア・Basisエンジニアなど)
SAPエンジニアといっても、担当領域は様々です。
例を挙げると
・ABAPなどの開発を担当する開発エンジニア
・SAPのミドルウェアやインフラを担当するBasisエンジニア
などがあります。
ABAPとはSAP独自の言語のことで、SAPの標準機能では対応しきれない部分をABAPを用いて開発します。ABAPの経験を必須としている案件は多く、ABAPを身につけると応募できる案件の幅が広がるでしょう。
Basisは他のシステムとSAPを連携しやすくする役割を持ったり、他のシステムからSAPへデータを移行したりと、サポート業務が多い傾向にあります。BasisエンジニアはSAPだけでなく、他のERPシステムにも精通している必要があり、知識の幅が問われます。Basisエンジニアを経験した後は、Basisコンサルタントになる方が多いです。
勤務形態による分類(常駐勤務・本社勤務・リモートワークなど)
案件により、勤務形態が変わります。感染症が流行する前は、顧客の会社に出社する常駐が主流でした。他には勤務している会社に出社する本社勤務、自宅から仕事をするリモートワークなどです。
感染症が流行した今、リモートワークが主流になりつつあります。しかし上流工程では対面の方が会話が進みやすく、要件定義フェーズでは常駐勤務が増える傾向にあります。リモートワークの普及により、地方に住んでいる方が案件に参加しやすくなったのも現在のトレンドの1つです。
国内外による分類
グローバル案件と呼ばれる、多国籍メンバーでのプロジェクト編成や、海外企業を顧客にする案件があります。会議ができるレベルの英語が求められ難易度が高い分、単価も高くなる傾向があります。
日本企業に導入したSAPを元に、海外企業にSAPを導入することを「ロールアウト」
反対に、海外企業に導入したSAPをテンプレートとして、日本に導入することを「ロールイン」と呼びます。
グローバル案件の経験を持っていると、日本以外でも案件を探せるため、応募できる案件の幅が広がり、単価も高くなるでしょう。国内プロジェクトであったとしても、SAPを学習するうえでは英語は有利に働きます。SAPエンジニアとして、学習の面でもキャリアを考える上でも英語は習得する価値があるでしょう。
SAP案件の単価相場
フリーランスエンジニア向けIT求人・案件サイトのフリーランススタートの調査によると、単価相場の目安は以下の通りです。
SAP経験1年未満 40万円~50万円/月
SAP経験1年 60万円~70万円/月
SAP経験2年 65万円~75万円/月
SAP経験3年 75万円~90万円/月
SAP経験4年 85万円~100万円/月
SAP経験5年以上 90万円~205万円/月
※週5常駐案件の場合
1年未満でも月50万円を狙えるところからも、SAP案件の単価の高さが伺えます。やはり経験年数が目安となりますが、英語や業務知識等、持っているスキル次第では大幅な単価アップも可能です。また、同じような難易度の案件・スキルセットでも、転職や案件を変えることで年収が上がった例もよくあります。
上記の単価相場はフリーランス向けの案件の相場で、正社員でもらえる給料はフリーランスと比べると下がる傾向にあります。現在SAP案件に参画している方もそうでない方も、一度自分の市場価値を把握し、適性な案件かどうかを見極めてみてはいかがでしょうか。
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