SAPを中心にERP・CRM・Cyber Security・IoT・AI・Mobility・BigData分野の案件に強い求人・業務委託紹介サービス

JOBROUTEprovided by K2 Partnering Solutions.
  • ERP・CRMをはじめとしたIT分野でグローバルに活躍したいビジネスパーソンのためのジョブサーチエンジン ERP・CRMをはじめとしたIT分野でグローバルに活躍したいビジネスパーソンのためのジョブサーチエンジン

Topicsトピックス

2022.07.22

SAPエンジニアが稼げる理由3選について解説

SAPエンジニアを志望する理由の大きな1つに「SAPエンジニアは稼げる」という理由があるのではないでしょうか。現在、SAPエンジニアの平均年収は620万円、給与レンジは405万円〜1239万円とスキル次第で、1000万円を超えることが可能です。(求人ボックスナビ参照)

一般的なエンジニアと違い、なぜSAPエンジニアが稼げるといわれているのでしょうか。今回の記事では、現在SAPエンジニアとして働く筆者が「SAPエンジニアが稼げる理由3選」について解説していきます。

学習のハードルが高いため

SAPの学習は金額や言語の面で始めるハードルが高く、そのハードルの高さがスキルの希少性を生んでいます。他のエンジニアが学ぶJAVAやPythonのように、学習コンテンツが揃っているわけではありません。

一般的なプログラミング言語であれば無料または低価格の学習教材が揃っていたりしますが、日本ではそのようなSAPに関する教材が少ない状態です。SAPの実際の環境で使える教材は20万円からと高額で、購入方法は自身で購入するか、会社に購入額を負担してもらうかの二択となります。

また、SAPはドイツで開発された製品のため、公式ドキュメントは英語やドイツ語が多く、その他の言語では機械翻訳のため、あまり読みやすいものではありません。そのため、効率的に最新の情報に触れるためには英語の読解力が必要とされます。

これらの理由から、SAPの学習を始めるハードルは高くなっていますが、逆にいうとスキルの希少性を高めています。自身でSAPの教材を購入するか、SAP関連のプロジェクトに入りながら学ぶことで、希少性の高いスキルを得られるでしょう。 

需要が高まってきている&人材不足のため

SAP人材は需要が高まってきており、なおかつ人材不足の状態です。この状態がSAPエンジニアの給与アップにつながっています。

 SAP人材の需要が高まっている背景には、「2027年の崖」という問題が関係しています。SAPには「SAP S/4 HANA」という最新のバージョンと、「SAP ECC」という1つ前のバージョンが存在します。このうち、最新のひとつ前のバージョンの「SAP ECC」はサポート期間が2027年までとなっている状態です。

そのため、現在SAP ECCを使っている企業は

・SAP S/4 HANAに移行する
・他社のERP製品を導入する
・SAP ECCをそのまま使い続ける

という選択肢を迫られています。

他社のERP製品の導入には多額のコストと時間がかかり、サポートなしの製品を使い続けるのは経営上リスクが伴います。そのため、多くの企業がSAP S/4 HANAへの移行を実行/検討している状態です。これがSAP人材の需要が高まっている背景です。

学習を始めるハードルの高さも相まって、SAP人材の供給は、需要の増加に追いついていません。年収は業界とスキルによってかなり左右されることから、SAPエンジニアは成長産業にいるといえるでしょう。

市場価値の高いスキルが身に付きやすいため

SAPエンジニアは、一般的に市場価値が高いとされている

・ITスキル
・クライアント企業の業務知識
・ビジネス英語
・マネジメントスキル

などのスキルが業務の中で身についていきます。

いわずもがなソフトウェアの導入のため、ITスキルは必須です。また、クライアントとのコミュニケーションのため、様々な業務知識が必要となります。

時には経理のクライアントを、時には物流のクライアントを相手にすることもあります。経理のクライアントであれば、会計知識が必要となり、簿記の資格も必要となるでしょう。このようなクライアントの業務を理解できるようなスキルは、キャリアアップのためには欠かせません。

他にもSAPはドイツ製の製品のため、公式ドキュメントなど、英語に触れる機会もあります。多国籍メンバーが在籍するグローバルプロジェクトに配属された時には、かなりのコミュニケーション能力とビジネス英語力が身につくことでしょう。

これらのように、SAPエンジニアとして働く上では、市場価値の高いスキルが身に付きやすい環境にあります。結果として、転職市場では貴重な人材として扱われ、年収がアップしていく傾向にあるようです。

成長産業で確固たるスキルを身につける

SAPエンジニアが稼げる理由は主に以下の3点が挙げられます。

・学習のハードルが高い
・需要が高まってきている&人材不足
・市場価値の高いスキルが身に付きやすい

SAPのスキルの学習は誰でも無料でアクセスできるわけではなく、プロジェクトに配属された後も限られたリソースで学習を続ける必要があります。このハードルの高さがスキルの希少性を高めています。

加えて、2027年にSAP ECCのサポートが終了することから、SAP S/4 HANAへの移行が活発になり、SAP人材の需要が高まってきている状態です。一度SAPの教材を購入して学習したり、プロジェクトに入りスキルを身につけると、市場価値は一気に高まります。

現在伸びている業界で学習をスタートする・SAPエンジニアとして働いてみるのは良い選択肢の1つではないでしょうか。

弊社K2では、これからのIT業界で成果を上げていくためにスキルを培っていきたいといった方々のお手伝いをさせていただいております。
ご興味のある方は、下記詳細ページをご確認ください。
▶学生向けに提供している「FUJIプログラム」の詳細はこちら
▶社会人向けに提供している「FUJIプログラム プロフェッショナル」の詳細はこちら